バンコクで気軽に日本の味を|京都TORIらーめん HACHICKEN(One Bangkok店)
バンコクで「日本のラーメンが食べたい」瞬間って、意外と多い。屋台でガツンと辛い麺をすすった翌日だったり、旅行後半でちょっと胃を休めたくなったときだったり。とはいえ、最近のバンコクはラーメン激戦区。こだわり系の独立店も増えて、味の満足度は高いけど「お値段もなかなか強気」になりがちです。
そんな中で、“衝撃の一杯”ではないけれど、安心して頼める。そして、価格もちゃんと現実的。今回紹介するのは、そんな「ちょうどいい日本ラーメン枠」の店――
京都TORIらーめん HACHICKENです。
今回は、最近オープンした大型モール One Bangkok の店舗に立ち寄りました。結論から言うと、この店の魅力は「特別感」ではなく、アクセスの良さと、味の安定感、そして価格のバランス。観光・買い物のついでに、気軽に日本の味へ着地できる“便利な選択肢”でした。

One Bangkok店は「迷わず行ける」のが正義
バンコクでの外食って、名店を狙うほど移動と下調べが必要になります。人気店なら行列や予約、アクセスが難しい場所も多い。でもOne Bangkokは、(少なくとも「行き方が分からない」系の難易度はほぼゼロで)買い物や用事の導線の中に自然に組み込めるのが強み。
「今日は観光で歩き回って疲れた」
「涼しい場所でゆっくり食べたい」
「辛いのじゃない、いまは日本のスープで落ち着きたい」
こういうとき、モール内で完結する店は、やっぱり頼りになります。

“特徴がないのが特徴”は、言い換えると「バランスがいい」
今回食べたのは、ゆず塩らーめんスペシャル。トッピング全載せで 169B、ラーメン単品だと 99B。この価格帯は、今のバンコクのラーメン事情を考えるとかなり頑張っている部類だと思います。
(独立系のこだわりラーメンが「高いけど納得」だとしたら、HACHICKENは「安いのにちゃんとしてる」方向。)
で、肝心の味はどうか。
正直に言うと、スープの奥行きや複雑さで語りたくなる“蘊蓄系”ではありません。濃厚で刺さるパンチ、みたいなタイプでもない。でも、雑に作った“それっぽい”日本風ラーメンでは決してなくて、ちゃんと「日本のラーメンが食べたい欲求」を満たしてくれるラインをキープしています。
一番わかりやすいのは、柚子の香り。スープに近づけた瞬間に「お、ちゃんと柚子だ」と分かる。塩味も尖りすぎず、飲みやすい。バンコクの暑さで疲れた体でも、最後までスープをすすれる“軽さ”があります。

トッピング全載せは「満足度の底上げ」に効く
スペシャルの良いところは、単に具が増えるだけじゃなくて、食べ進める途中の飽きが来にくい点。
卵、肉、薬味の組み合わせで「一口の表情」が変わるので、ライト寄りのスープでも物足りなさを感じにくい。特に「今日はしっかり食べたい」気分なら、スペシャルを選ぶ価値はあります。
逆に、サクッと済ませたいなら単品99Bでも十分成立する。ここも「チェーンの強み」ですね。予算と腹具合で選べるのは、旅行中だとありがたい。
サイドメニューが“ちゃんとしてる”のが地味に嬉しい
ラーメン屋のサイドって、当たり外れが出やすい。でもHACHICKENは、(少なくとも今回見た限り)鶏肉系のサイドが手頃で、食べ応えがある印象でした。
“おまけ感”で頼んで「意外と良いじゃん」になりやすいタイプ。もし複数人で行くなら、ラーメンを軸にサイドをシェアすると、満足度が上がります。
どんな人におすすめ?
この店は「ここでしか食べられない唯一無二」を求める人向けではありません。
おすすめしたいのは、こんな人。
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バンコクで日本のラーメンが恋しくなった人
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高級・こだわり店ほど気合いは要らない人
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観光や買い物のついでに、失敗しない食事がしたい人
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“安さ特化”すぎるラーメン(例:とにかく安いだけ)より、もう一段上の安定感が欲しい人
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独立店は高いけど、チェーンでも雑なのは嫌だ、という人
イメージとしては、
「8番らーめん以上、こだわり独立店未満」の“中間のちょうど良さ”。価格と味のバランスで「これでいい」じゃなくて「これがいい」と言えるタイプの店です。もちろん、8番は8番で、店舗の多さと手軽に食べられる意味では、決して劣るものではありませんが。
特別感は薄い。でも“アクセスの良さ”は最大の価値
グルメ記事って、どうしても「穴場!」「ここでしか!」が強いほうが映える。でも、実際の旅や生活では、行きやすくて、失敗しにくい店の情報が一番役に立つことも多い。
One Bangkokみたいな大型モールに入っている時点で、すでに価値がある。
暑さ・雨・移動疲れに左右されず、涼しい場所で落ち着いて食べられる。しかも値段が現実的で、味も破綻しない。これって、観光客にも在住者にも、かなり実用的です。
まとめ:困ったときの「日本ラーメン避難所」
HACHICKENは、名店巡りの主役ではないかもしれません。
でも、「今日はもう冒険しなくていい」「確実に日本のラーメンを食べたい」という日に、ちゃんと頼れる店でした。
ゆず塩らーめんの香りで気分が整って、ほどよい値段でお腹も満たせる。
One Bangkokに行く予定があるなら、“困ったときの避難所”として、覚えておくと便利です。
次回は別メニュー(鶏白湯寄り、もしくは醤油系)も試してみたい。そう思わせてくれるだけの「安定」が、この店にはありました。

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